LINEやInstagram・TwitterのDMで個人間の連絡を取る人は多いと思いますが、私の場合は主としてSkypeを使っています。
相方さんとの連絡も基本Skypeなんです。
外出時はスマートフォンの「Skype」アプリ。自宅ではWindows用の「Skype for Desktop」を使用しています。ストアアプリ版もほぼ同じ使い勝手だと思うのですが、なぜかこだわりでデスクトップ版を使い続けています(笑)
ところが今日の朝、「Skype for Desktop」が起動できなくなってしまいました(汗)。
Skype for Desktopが起動できなくなったので、色々試す。
起動できなくなったきっかけははっきりしてました。実は「Skype for Desktop」のアップデートが来ていて、アップデートを実施したのですが、偶然そのタイミングでSSDの容量がいっぱいに。一度インストールが止まってしまったんですよね。容量を空けてアップデートを再開したのですが、その後の起動から起動不能になってしまいました。
まずはその画面。
「一度ログアウトしてから」と画面には書かれて言いますが、「サインアウト」と書かれたボタンをいくら押しても反応しません。アプリを一度終了させて再び起動してもダメ。PCを再起動させてもダメ。ログインの画面に戻すこともできませんでした。
しばらく「Skype for Web」というWebブラウザベースのSkypeを使うことも考えましたが、「Skype for Desktop」がずっと使えないのも困ると思い、少し粘ることに(笑)。
※ここからは私「ゆん」が試したことを書きます。結果的に私の場合は回復することができましたが、あくまで私の環境に依存している場合があります。もし、この記事を見て同様の症状のためにお試しの場合は自己責任でお願いします。
インターネットオプションをリセットしてみる
ネットで色々調べてみると、若干古い情報だったのですが、同様の症状で「インターネットオプション」が影響している場合がある、という記事を見つけました。正直なところ、これは半信半疑だったのですが、とりあえず1つ1つの可能性を試していくために実施してみることに。
Windows10の左下にあるWindowsボタンから、「Windowsシステムツール」→「コントロールパネル」を選択します。
「コントロールパネル」から「インターネットオプション」をダブルクリック。「インターネットオプション」画面が開きます。上部の「詳細設定」タブをクリックします。
「詳細設定」タブの画面下の方にある「リセット」ボタンをクリックします。
次に表示される「InternetExplorerの設定をリセット」で、念のため「個人設定を削除する」にもチェックを入れて「リセット」ボタンを押します。
※履歴、Cookie、パスワード情報等がリセットされ、今後の作業に影響が出る場合があります。この事を了承の上実施してください。
リセット終了です。
この時点ですぐに「Skype for Desktop」を起動してみますが改善せず。PCを再起動しても改善せず、でした。。
ここまでで症状が出てから実施したことと結果。
・Skype for Desktopの終了と再度の起動・・・× ・Windows10を再起動してからのSkype for Desktopの起動・・・× ・「インターネットオプション」の「InternetExplorerの設定をリセット」を実施し、Skype for Desktopを起動・・・× ・設定リセット後にWindows10の再起動をしてからのSkype for Desktopの起動・・・× |
撃沈ですね(笑)。
ここでまたしばらく考えました。しばし考えて、もう1つアイデアが浮かびました(笑)。
たしか「Skype for Desktop」では複数アカウントを起動する裏技というか方法があったことを思い出しました。
方法は全くのうろ覚えだったのでネットを徘徊して調べました。ズバリありました。ここで考えたのは、私のアカウント情報が何かしらの問題で起動に支障を与えてるとするならば、アカウント情報がまっさらな状態の、まったく別の「Skype for Desktop」としてもう1つ起動すれば、そちらではうまく起動するのではないかと思いました。
実際、Webブラウザを使用する「Skype for Web」で試したところ問題なくログインできましたし、スマートフォンからのログインもOKでした。ということは私のSkypeアカウント自体には問題ない状態だったのです。
Skype for Desktopで複数アカウントで同時起動できるようにしてみる
それでは、「Skype for Desktop」を複数同時起動するための準備をしていきます。
まず、私の場合、デスクトップに「Skype for Desktop」のショートカットがあるのですが、このショートカットをマウスの右ボタンでクリック。出てきたメニューから「ファイルの場所を開く」を選択します。
対象のフォルダが開きますので「Skype」アプリを探して、アイコンをマウスの右ボタンでクリック。表示されたメニューから「ショートカットの作成」を選択します。
私の環境の場合は、この場所にアイコンを作ることができませんでした(下図)。予測ですが多分このフォルダへのアクセス権の問題ではないかと思います。どちらにしてもデスクトップへアイコンは移動するつもりだったので良しとします。このメッセージでは「はい」を選択しました。
デスクトップに最初からあった「Skype」アイコンとは別に新しく「Skype – ショートカット」アイコンが作成されました。
分かりやすく名称を変更しました。「Skype – new」です。
ここで一旦、先ほどの「Skype for Desktop」アプリが入ってるフォルダに戻ります。ここでフォルダウインドウの上部から「新しいフォルダー」を選んで、「Skype for Desktop」アプリがあるフォルダに新たなフォルダを作成します。
またもや警告が出ます。やはりフォルダのアクセス権の問題のようです。ここでは「続行」を選びます。
新しいフォルダが作成されるので、、、
「data2」という名称で作成しました。
「data2」フォルダをダブルクリックして、「data2」フォルダを開きます。このフォルダの「アドレスバー」をクリックして、このフォルダのディレクトリ位置を反転表示させ、キーボードの「Ctrl」+「C」キー、もしくは反転してる部分にマウスカーソルを重ね、マウスの右ボタンで表示されるメニューから「コピー」を選択します。これで、このフォルダの絶対パスがクリップボードにコピーされます。
ここでデスクトップに戻って、先ほど作成した「Skype – new」と書かれた、もう1つの「Skype for Desktop」のアイコン。こちらをマウスの右ボタンでクリックし、「プロパティ」を選択します。
こちらの「リンク先」にオプションを追記していきます。
私のPCの場合、「リンク先」に元々書かれていたのは、次の通りです。
"C:\Program Files (x86)\Microsoft\Skype for Desktop\Skype.exe"
この部分はご利用のPCによっては表記が違う場合があります。
この表記に次のように書き加えます。
"C:\Program Files (x86)\Microsoft\Skype for Desktop\Skype.exe" --secondary --datapath="C:\Program Files (x86)\Microsoft\Skype for Desktop\data2"
元々あった「~skype.exe”」の後に半角スペースを1つ空け、「- -secondary」さらに半角スペースを1つ空け「- -datapath=」、その後にダブルクォーテーションで囲む形で先ほどクリップボードにコピーしたディレクトリ位置を「Ctrl」+「V」等の「貼り付け」処理で貼り付けます。再度書きますが、PCの環境によってはこの通りではないかもしれませんし、上記表記の最後にある「data2」は私の作ったフォルダなので、この部分は任意の名称になるはずです。
ここまでできたら、「OK」ボタンをクリックして、デスクトップの「Skype – new」アイコンをダブルクリックで起動してみます。
無事、アカウント設定されていないもう1つの「Skype for Desktop」を起動することに成功しました!
「はじめる」ボタンをクリックし、アカウント情報を入れると無事起動もしました!これでなんとか今まで通り使える、、、、と思ったところ。何の気なしに元々の「Skype for Desktop」を起動したらこちらも何故か回復し起動できるようになりました(笑)。どうやらここまでやった作業が良い影響を与えたようで、おかしくなっていたアカウント情報が正しく機能できるようになったようです。
結果、元通りの環境に戻すことができました!助かりました。。。
終わりに
結局、この作業に2時間弱も費やしてしまいました。でも、元の状態に戻すことができてよかったです。「Skype for Desktop」の複数起動も今回初めてやってみたのですが、仕事用とプライベート用とか、プライベート用でも用途で複数アカウントを持ってる場合は、同様の方法で複数起動すると便利だなと感じました。勉強になりました。
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